第26回 レビー小体型認知症の症状と対応方法
レビー小体型認知症について
レビー小体という物質が脳に生じることで起こるとされています。レビー小体が徐々に増えながら、少しずつ脳の神経細胞を壊していくことで、認知症を発症します。記憶障害(もの忘れ)のほかに、認知機能の変動、幻視、パーキンソン症状、睡眠時の異常行動などの症状があります。
症状と対応方法
認知機能の変動
頭がはっきりしている状態とボーっとしている状態を周期的に繰り返します。
タイミングを見て歩行訓練などリハビリを行います。
幻視
人や動物、虫など実際にいないものが見えることがあります。
否定しないで本人が安心するような声掛けをします。また、ゴミが虫に見えてしまうことがあるため片付けておきます。
パーキンソン症状
筋肉の動かしにくさに伴い、動作の鈍さ、小刻み歩行、表情が乏しくなります。
階段やトイレに手すりをつけたり、つまずきやすいものを片付けたりします。
睡眠時の異常行動
夢を見て大きな声で叫んだり暴れたりします。
体動が激しい場合は、寝床周辺に物を置かないようにします。また、治療薬もあるので専門医に相談します。
上記以外にも、妄想(嫉妬・誤認)、抑うつ、自律神経症状(起立性低血圧・便秘・尿失禁)などの症状があります。また、運動機能障害を合併しやすく、早期から転倒や嚥下障害が見られます。必要な検査を行うことにより、本人の状態の維持・向上に役立ちますので、いつもと違うと感じた時は、出来るだけ早くかかりつけ医もしくは物忘れ外来医にご相談下さい。
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