市指定天然記念物

ページID1006222  更新日 2022年1月24日

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62.イワレンゲ

写真:生息している様子


イワレンゲは、暖地の海岸に生育する植物で、本市は生育の北限とされています。バラ目ベンケイソウ科の多年草で、葉は薄い緑青色の先のとがった楕円形で、ロウ物質に覆われています。秋の頃、重なり合う葉の中心から茎を伸ばし、茎は一般に分岐し、枝先に白い小花をつけます。湊中央地内の崖の礫層に群落が見られましたが、近年は数が減少しています。

63.湊御殿の松(みなとごてんのまつ)

黒松が並んでいる写真


湊公園には、樹齢300年以上の枝振りの見事な黒松が12株生育しています。この松は、水戸藩第二代藩主徳川光圀公が元禄11年(1698年)頃、夤賓閣整備に際して須磨明石(兵庫県明石市)から取り寄せたものといわれています。マツクイムシの被害等により名松が失われてしまった今日、非常に貴重な松といえます。「茨城の名木・巨樹100選」にも選ばれています。

64.素鵞神社の大ケヤキ(そがじんじゃのおおけやき)

写真:大ケヤキ


御神木としてとして祀られています。幹周囲6m(メートル)、樹高23m(メートル)、樹齢は400年以上と推定されています。近年枯死した枝も見られ、樹勢の衰えが心配されます。ケヤキは扇状に広がる樹形が美しい、ニレ科の落葉広葉樹です。

65.足崎のイチョウ(たらさきのいちょう)

写真:イチョウ


市内最大のイチョウで、幹周囲6.45m(メートル)、樹高28m(メートル)、樹齢は500年と推定されています。樹勢は旺盛で枝張りも良い雄株のイチョウで、「茨城の名木・巨樹100選」にも選ばれています。イチョウはイチョウ科の落葉樹で、雌雄別株の裸子植物です。生命力があり姿も雄大なことから、「ひたちなか市の木」に選ばれています。

66.高野のケヤキ(こうやのけやき)

写真:ケヤキ


市内最大のケヤキで、幹周囲6.35m(メートル)、樹高29.5m(メートル)、樹齢は400年から450年と推定されています。一部に枝枯れもありますが樹勢、枝張りともに良好です。ケヤキはニレ科の落葉広葉樹で、扇状に広がる樹形が美しく、材も硬く利用価値が高い木です。

67.湫尾神社のスダジイ(ぬまおじんじゃのすだじい)

写真:スジダイ


市内最大のスダジイで、湫尾神社の参道左側にあり、幹周囲5.26m(メートル)、樹高23m(メートル)、樹齢は400年以上と推定されています。樹勢、枝張りともに良好です。シイ類は照葉樹林を代表するブナ科の常緑広葉樹で、スダジイとツブラジイがあり、太平洋側では福島県以南に自生しています。

68.湫尾神社のヒイラギ(ぬまおじんじゃのひいらぎ)

写真:ヒイラギ


市内最大級のヒイラギで、湫尾神社の参道右側にあり、幹周囲は主幹で1.5m(メートル)、南の幹で1.4m(メートル)、樹高14m(メートル)、樹齢は250年と推定されています。主幹は直立していますが、南の幹は枝分かれしています。どちらの幹も一部に空洞がありますが、樹勢は良好です。ヒイラギは暖地性のモクセイ科の常緑広葉樹で、このような大木になるのは珍しいとされています。

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