その通販サイトは本物ですか!?ニセサイトに注意!
購入したけど荷物が届かない・業者と連絡が取れないという相談が増えています
インターネット通販を利用する方が増える一方で、通販サイトから購入した商品が届かない・届いた商品が模倣品だったという相談が増えています。このようなトラブルは、販売業者が海外に所在している可能性があり、連絡がとれず、被害回復が難しいケースが多いです。今回は、トラブル事例を紹介し、注意するべきポイントを紹介します。
相談事例
- インターネットを検索すると、ほしかったスポーツ用品が80パーセントオフで売っていたので、購入した。しかし、1週間を過ぎても商品が届かないので、業者へメールで問い合わせをしたが、まったく返事が来ない。今思えば、なぜ振込先が個人の名前だったのか不思議であり、メールでしか問い合わせできないのもおかしい。商品が届かないなら返金してほしいが、今後の対処法は。
- SNSの広告を見て、家具メーカーのサイトと思い、ソファーなどを購入した。その後、その家具メーカーの正規サイトを見ていると、模倣サイトの注意喚起をしており、自分が注文したサイトは模倣サイトだったと気づいた。クレジットカードで支払ったため、既に口座から代金が引かれてしまった。模倣サイトの問い合わせフォームに、キャンセルと返金願いを出したが、「手配中」と返信が来ただけで、その後連絡が来ない。
- SNSの広告に載っていたジャンパーが、定価よりかなり安かったので購入した。購入手続きから、発送完了メールが届くのにだいぶ時間がかかったことに不満はあったが、1か月後ようやく「発送完了」となり、先日届いた。代引きで支払い中身を確認すると、サンプル画像の色・ブランドのロゴが異なり、縫製も粗かった。購入サイトに記載されていた電話番号とメールに返金・返品希望と伝えたが、返事がない。
購入する前にチェックしましょう!
- 販売価格(定価)が大幅に割引されていませんか?
安いから全てが怪しいわけではありませんが、詐欺サイトの特徴として、販売価格より大幅に値引きされているという相談を多く受けています。あまりにも安い場合は、購入を控えるか、サイトの隅々まで細かくみて判断をしましょう。 - 事業者への連絡方法が問い合わせフォーム・フリーメールのみになっていませんか?
- そのサイトの業者の住所は調べましたか?
記載された住所が、存在しない住所、もしくは業者と無関係な個人宅や田んぼなどになっていることがあります。 - クレジットカードのみや口座振り込み、または代引き払いのみと支払方法を限定されていませんか。また、決済がスムーズにいかず、何度も入力させられていませんか?
- サイトもしくは規約、業者からのメールにおかしな記載はありませんか?
このようなサイトは、日本語の字体(明らかに中国語のような字体)や文章表現がおかしいことがあります。 - 業者の振込先が個人名になっていませんか?
個人の振込先になっているから怪しいわけではありませんが、このような詐欺サイトの多くは、振込名が業者ではなく、個人名になっていることが多いです。
アドバイス
上記のチェック項目を見て、ニセサイトの特徴を知りましょう。少しでも怪しいところがあれば、取引をしないようにしましょう。
ニセサイトに注文したと気づいたら、素早く対処しましょう。
- サイト宛てに、電話かメールでキャンセルする旨の連絡をしましょう。
- クレジットカードで購入した場合は、クレジットカード会社へすぐ連絡をして事情を説明してください。
- 銀行口座へ振り込んだ場合は、振り込んだ先の銀行へ請求を止められるか確認してください。
- 代引配達の場合は、宅配業者に支払う前に、送り状(伝票)に記載されている依頼人の情報を確認し、注文した販売業者と違う・注文した覚えのない場合は代金を支払わず、受け取り拒否をしてください。
- 警察へも相談をしてください。最寄りの警察への連絡だけでなく、茨城県警察サイバー犯罪対策課(https://www.pref.ibaraki.jp/bugai/josei/seishonen/sodan2/pc/ppage721000001.html)へ相談するのも一つです。
※茨城県警察サイバー犯罪対策課は、メールでの相談のみとなっておりますのでご注意ください。
参考資料
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