災害時の対応
災害が発生すると混乱が生じるため冷静な行動がとりにくくなります。普段から自分の身を守るために、「いざ」というときの行動をあらかじめ確認しておきましょう。一瞬の判断が生死を分けることもあります。
情報の入手
災害が発生し混乱している時は、さまざまな情報が飛びかいます。まずは、正しい情報を入手し、落ち着いて行動をするようにこころがけましょう。
防災行政無線
屋外スピーカーや家庭内で聞くことができる戸別受信機(下記リンク参照)を市内全域に配布しています。災害情報は、屋外スピーカーと戸別受信機で一斉に放送します。
広報車
消防車・市の広報車が各地域を巡回し、広報を行います。
ホームページ
災害情報を市ホームページで提供します。アクセスが集中した場合には、トップページを軽量な「災害対応ホームページ」に切り替える事がありますので、ご注意ください。
(注釈)この他にもNTTなど各通信会社では、地震発生時など被災地への安否確認電話が集中する場合に「災害用伝言サービス」を行っています。
避難
大災害時には、避難が必要となります。危険を感じたら「大丈夫」という慢心な個人の判断をしないで、速やかに避難してください。
ひたちなか市では避難所として市内59箇所を避難所として指定しています。
避難方法
避難所へ向かう時の注意点は、災害によって特徴がありますが基本は「落ち着いて、冷静に」行動することです。
避難時の注意点(共通)
- 電気のブレーカーを切り、ガスの元栓を閉める。家の鍵を閉める。
- 動きやすく、安全な服装で。
- 病弱者、高齢者、障害者など(災害時要支援者)の避難を優先する。
- 外出中の家族に連絡メモなどを。(避難先を知り合いや親戚などに報告しておく)
- 非常持出品以外荷物をもたない。
- 避難は徒歩で、車は使わない。
- 近所の人たちと集団で行動する。
避難時の注意点(災害の種類によるポイント)
原子力災害
屋内退避の指示が出たときは、家の中に入りドアや窓を閉め、換気扇を止めるなどして外気と触れないようにすることが大切です。
コンクリート屋内退避・避難の指示が出たときは、レインコートなどで体をおおい、放射性物質を吸い込まないように、タオルなどを水でぬらして固く絞り、口や鼻を保護して避難しましょう。
地震・津波災害
避難所へ移動するときは、狭い道やブロック・塀の近くは避けましょう。また、ヘルメットなどを着用するとより安全です。日頃から自宅から避難所へ向かう通路を確認しておきましょう。
津波の危険がある場合は高く、海や川から遠いところに避難してください。
風水害
浸水が始まっていると水面下に何があるかわからなくなります。側溝などに落ちないように、棒などを杖代わりにして確認しながら歩きましょう。
走行可能な水深は成人男性で太ももまで、成人女性でひざまでといわれています。避難所への移動が困難と感じた場合は高台などで救助を待つのが賢明です。
原子力災害対策
原子力施設は、厳しい規制を受けて安全対策が講じられています。しかし、万一原子力施設で事故が発生し、周辺環境が放射能汚染のおそれがあるときは、自宅等の屋内に入り、外へ出ないようにすることが大切です。その後、市などの指示に従って行動するようにしてください。
原子力災害時の防災体制
原災法
原子力災害対策特別措置法
東海村の臨界事故発生後に、原子力災害時に備えた平常時の対策や、実際の災害時の対策などについて定められた法律です。
緊急事態宣言
原子力緊急事態宣言
原子力の事故の状況が進展した際に、内閣総理大臣が発出するものです。
オフサイトセンター
茨城県原子力オフサイトセンター
原子力災害時に国、県、市町村、原子力事業者などの関係職員が一堂に会し、国の原子力災害対策本部や原子力災害合同対策協議会が設置される応急対策の拠点となる施設として、本市西十三奉行地内に整備されています。
防護措置
- 屋内退避
建物の持つ遮へい効果、および気密性により、放出された放射性物質や放射線の防護が図れます。 - コンクリート屋内退避
屋内退避防護の範囲を超えるときは、放射線防護効果のより高いコンクリート構造の建物内に退避してください。市では、短時間で退避できる範囲にある公共施設(コンクリート構造)を避難所に指定しています。
コンクリート屋内退避の場所は、上記の避難所(下記リンク参照)です。 - 避難
防護対策区域内の住民を区域外の所定の施設に収容します。災害の状況等に応じて安全な区域にある指定された場所に集合してください。
ヨウ素剤
放射性物質である放射性ヨウ素を、呼吸や食事によって体内に摂取すると、それが甲状腺に蓄積され、甲状腺障害を起こす恐れがあります。
これを防ぐのがヨウ素剤です。ヨウ素剤をあらかじめ服用することにより、血液中のヨウ素の濃度を濃くすることで、甲状腺が放射性ヨウ素を取り込まなくなります。
放射性ヨウ素が体内に入る前、または入った直後にヨウ素剤を飲むのがもっとも効果的といわれています。
地震・津波対策
大地震が起きたら
大地震が発生すると、冷静に行動するのは困難になります。実際に、東日本大震災や阪神・淡路大震災の時は多くの人が何もできなかったといっています。地震が起きても適切に対処するために行動パターンを覚えておきましょう。
地震発生
- 自分の身を守る
- 火の始末
- 避難口の確保
1から2分
- 家族の安全確認
- 非常持出品の用意
(津波などの危険が予想される場合はすぐに避難)
3分
- 近隣の安全を確認
- 余震注意
5分から
- 家屋倒壊などのおそれがあれば避難開始
- 近所で消火救出活動(絶対に無理はしない)
- 自主防災会を中心に災害情報、被害情報の収集
- 壊れた家、ヒビの入った建物には近づかない
- 情報の収集(デマなどにまどわされないように)
以降、よく情報を収集し冷静な対応をしましょう。
津波が起きたら
津波が発生した場合、身を守るためには「避難」する以外に方法はありません。強い地震が発生したら速やかに高台へ避難を開始しましょう。
また、地震が遠方で発生した場合、揺れを感じなくても津波が来襲することがあります。津波注意報・津波警報が発表された場合、海岸や河川付近にいる方は至急避難をしてください。
津波は2波、3波と繰り返し来襲します。津波注意報・警報が解除されるまで決して海岸には近づかないようにしましょう。
風水害は、予想される事態への対策をすることで、被害を最小限にとどめることができます。災害が発生する前に対策をとりましょう。
気象情報に注意する
台風や前線の活動などの降水量を知ることで河川の氾濫などを事前に予測し、危険があるときは避難や家財道具を高い場所へ移動するなどの対応をしましょう。
家の周囲の補強
窓ガラスや屋根瓦などの危険箇所を補強しておきましょう。
むやみに外出しない
台風などが接近しているときは、危険物が飛んできたり、転倒するおそれがあります。むやみに外出しないことが危険を回避することになります。
浸水を防ぐ
大雨などにより被害をうけやすい地域(河川周辺)の住民は、土のうや水のうを準備しておきましょう。
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生活安全課
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