茨城港常陸那珂港区(ひたちなか地区開発)
茨城港常陸那珂港区は、平成元年に港湾建設に着手し、平成10年12月に「常陸那珂港」として北ふ頭の一部供用を開始しました。その後、平成20年12月に国際的な物流・人流への貢献や知名度の向上等を図りながら、更なる港湾利用促進を目指し、首都圏の北側ゲートウェイとして「日立港、常陸那珂港、大洗港」の3港を統合し、「茨城港」が誕生したことにより、「茨城港常陸那珂港区」となり現在に至ります。総面積は、783ヘクタール、北ふ頭・中央ふ頭・南ふ頭の3つのふ頭を持つ重要港湾であり、北関東自動車道と直結する、東日本の新しい国際流通拠点として期待されています。
茨城港常陸那珂港区は、コンテナ船舶の大型化の流れに対応し、5万トン級の大型コンテナ船が着岸できる水深14メートルの公共岸壁や、最新の荷役設備を備えた国際コンテナターミナルを有する重要港湾です。平成13年2月から、中央ふ頭の建設に着手し、平成18年3月に災害時にも対応可能な水深7.5メートル耐震強化岸壁が供用開始しました。さらに、平成21年8月には、水深9メートル岸壁が供用開始し、同月には、本市域初となる船舶の入港が実現しました。その後、平成28年4月には、水深12メートル耐震強化岸壁が供用開始となり、令和3年2月には同岸壁に続く新たな水深12メートル岸壁の一部が供用開始しました。現在は水深12メートル岸壁の残りの部分の整備が進められています。
現在までに内貿4航路、外貿16航路の定期航路も開設され、取扱貨物量も着実に増加しています。
臨港地区においては、建設機械メーカーのコマツと日立建機株式会社が進出し、建設機械の輸出拠点として発展を続けているほか、物流、倉庫業の企業も集積されています。
茨城港常陸那珂港区の概要
- 経緯
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- 昭和58年3月 重要港湾指定
- 昭和58年6月 港湾計画策定
- 平成元年7月 工事着工(作業基地)
- 平成8年3月 港湾計画改定
- 平成10年12月 北ふ頭内貿ふ頭供用開始、第1船入港
- 平成12年4月 北ふ頭外貿コンテナターミナル供用開始
- 平成12年8月 輸入促進地域(FAZ)となる
- 平成13年2月 中央ふ頭地区本格着工
- 平成13年4月 関税法に基づく開港となる
- 平成15年12月 常陸那珂火力発電所1号機営業運転開始
- 平成18年3月 中央ふ頭地区水深7.5メートル耐震強化岸壁供用開始
- 平成20年12月 常陸那珂港、日立港、大洗港が統合し、茨城港が誕生
- 平成21年3月 港湾計画改定
- 平成21年8月 中央ふ頭地区水深9メートル岸壁供用開始
- 平成22年7月 港湾計画一部変更
- 平成25年12月 常陸那珂火力発電所2号機営業運転開始
- 平成28年4月 中央ふ頭地区水深12メートル耐震強化岸壁供用開始
- 平成30年11月 港湾計画一部変更
- 令和3年1月 常陸那珂共同火力発電所1号機営業運転開始
- 令和3年2月 中央ふ頭地区2バース目の水深12メートル岸壁一部供用開始
- 主要施設
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- 係留施設:計32バース(うち公共27バース)
- 防波堤:総延長7,080メートル(うち東防波堤6,000メートル)
- 最大入港船型
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- コンテナ船:5万トン級(水深14メートル岸壁)
- 石炭船:13万トン級(水深18メートル専用桟橋)
- 定期航路
- 内貿4航路、外貿16航路
(最新情報は下記リンクより茨城県土木部港湾課のページにてご確認ください。) - 取扱貨物
- 取扱貨物目標値(平成30年代前半):
外貿貨物 1,778万トン
内貿貨物 551万トン
計 2,329万トン
主要取扱品目:完成自動車、産業機械、石炭、化学工業品、非鉄金属等 - 土地利用計画
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- 埠頭用地 130ヘクタール
- 港湾関連用地 157ヘクタール
- 工業用地 275ヘクタール
- 都市機能用地 35ヘクタール
- 交通機能用地 67ヘクタール
- 緑地 38ヘクタール
- 海面処分用地 81ヘクタール
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