1歳6か月児のからだとこころ

毎日の成長がいっぱいの時期です！

からだの成長

赤ちゃんの頃に比べ、身長・体重の増え方がややゆっくりになります。体格の個人差も大きくなりますが、身長・体重のバランスがとれて成長していればあまり心配ないでしょう。

また、歩けるようになるなど、行動範囲が一気に広がります。おうちの人が予想もしない場所にいることもあるので、転倒・転落・誤飲などの事故に注意し、目を離さないようにしましょう

ことばの成長

意味のあることばも出始め、2歳頃にかけてことばが増えると同時に二語文も使えるようになります。1歳6か月では、多少口数が少なくても、聴力や歩行等に問題がなく、周囲の人のことばを理解し行動していればあまり心配ありません。2歳頃に急にことばが増える子も少なくありません。積極的に話しかけたり、ゆっくりと優しいことばかけをしたりして、あせらずことばが出てくるのを待ちましょう。

こころの成長

まだうまくできないのに食事や着替えを自分でやりたがったり、何をするにも「イヤ」といったり、かんしゃくをおこしたり、いたずらをしたり…と周囲の人が手を焼くことが多くなります。

ですが、これらは自立心の芽生えや自己主張、まだ自分の気持ちをことばでうまく伝えられないもどかしさ、好奇心や冒険心などのあらわれです。実際に毎日つきあうおうちの人にとっては大変な時期ですが、それほど長く続くものではありません。こどもの気持ちをことばで言いかえてあげたり、危険なものは片付けたりして、おおらかに見守りましょう。

毎日の生活習慣

生活習慣のしつけを始める大事な時期です。着替え・歯みがきなど、何でも自分でやりたがる気持ちを大切にしながら、少しずつ生活習慣を身につけましょう。

食べ物や飲み物は、できるだけ食事やおやつの時だけにして、けじめをつけましょう。そして、食事の時は、できるだけテレビを消して、食事とお話を楽しみましょう。

また、寝る子は育つというように、睡眠はこどもにとって大切な時間です。家族の生活習慣にあわせて、こどもも夜型生活になると、昼間の活動がにぶくなります。昼間十分に遊ばせて、早寝早起き・規則正しい生活のリズムを作っていきましょう。

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