特定外来生物(クビアカツヤカミキリ)を見つけたら早期の駆除を
クビアカツヤカミキリとは
中国、朝鮮半島、ベトナム北部が原産の特定外来生物で、幼虫が主にバラ科の樹木を侵食し、枯らせてしまうことが問題となっています。
- 成虫 体長2.5~4cmで、全体的に光沢のある黒色と胸部の赤色が特徴です。
5月中旬~8月にかけてサクラやウメ、モモなどの樹木の周辺を飛来します。 - 幼虫 2~3年間、樹木の中で生活するため、普段私たちが目にする機会はありません。
初夏から秋にかけて樹木に開けた排出口からフラスを排出します。
フラスとは、フンと木くずが混ざったものです。色は茶色又は黄褐色です。特徴的な「あらびきのひき肉」状をしています。(フラスを排出する昆虫はクビアカツヤカミキリの他にもいるのでご注意ください。)
クビアカツヤカミキリの被害
サクラやウメ、モモなどのバラ科の樹木を中心に様々な樹種を侵食するため、生態系に影響を及ぼすおそれがあります。
また、木の枯死により倒木や落枝が発生し、人的被害にも繋がります。
茨城県内の被害状況
令和元年に県内で初めて被害が確認された県西部の公園にて、今年も発生が報告されています。
4月に入って気温が上がってきたことから、幼虫の活動が活発化してきたものと考えられます。
クビアカツヤカミキリを見つけたら
クビアカツヤカミキリは繁殖力が強いため、早期の駆除が必要です。
見つけた場合はすぐに駆除を行ってください。また、下記の問合せ先までご連絡ください。
駆除の方法は以下の通りです。
- 成虫 その場で叩きつぶすか、踏みつぶすなどしてください。
- 幼虫 フラスの排出口から殺虫剤を注入して駆除してください。
加害が進んだ場合は殺虫剤が効きにくく、伐採し、焼却するか細かく破砕することが必要となります。根の部分まで幼虫が入り込んでいる場合があるので、伐根して同様に処理するか、コーティング剤で被覆してください。
特定外来生物について
飼育、保管、輸入、販売、野外へ放つことなどを原則として禁止されており、違反すると罰則があります。
クビアカツヤカミキリは、平成29年に特定外来生物に指定されました。
参考
- 特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」の早期発見および駆除について(茨城県発行リーフレット) (PDF 1.9MB)
- 特定外来生物クビアカツヤカミキリについて(茨城県生物多様性センターホームページ)(外部リンク)
問合せ先
- 茨城県県民生活環境部自然環境課生物多様センター
電話:029-301-2940 - ひたちなか市経済環境部環境政策課
電話:029-273-0111(内線3312、3313)
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このページに関するお問い合わせ
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