「その他のプラスチック容器」がリサイクルされるまで
ひたちなか市において、資源物として資源回収を行っている「その他のプラスチック容器」について、収集から再商品化までの流れをご紹介致します。
その他のプラスチック容器とは
容器包装識別表示マーク
その他のプラスチック製容器包装物とは、商品を購入した際に商品の容器及び包装に使用されていたプラスチック製の物(ペットボトルを除く)
「その他のプラスチック容器」のリサイクルフロー
工程1 資源回収
皆さんのご家庭から資源回収に出された「その他のプラスチック容器」は、市の委託業者によって収集されます。
工程2 資源リサイクルセンターで保管
収集された「その他のプラスチック容器」は、機械で圧縮、減容され「ベール」と呼ばれる同じ大きさの塊に梱包された後、足崎の資源リサイクルセンターで保管されます。
工程3 資源リサイクルセンターからの搬出
財団法人 日本容器包装リサイクル協会によって指定された業者が週に1回程度、資源リサイクルセンターからベールの引取りを行います。
工程4 リサイクル業者へ搬入
引き取られたベールは指定業者のリサイクル工場に運ばれます。
工程5 ベールの解体
ベールは重さを量った後解体され、ベルトコンベアーで次の工程へと移ります。
工程6 手選別
ベルトコンベアーで流されながら、リサイクルの支障となる異物が入っていないか人の手で確認し、乾電池やカミソリ等の危険物や、処理工程の異なるプラスチックを除去します。
白色トレイは工程12へ
工程7 機械選別及び破砕
人の手で選別された「その他のプラスチック容器」は、磁石の力で金属類を取り除かれ、「フレーク」と呼ばれる5ミリメートルから10ミリメートル程度のかけらに細かく破砕されます。
フレークとなったプラスチック容器は、さらに機械によってラベル等の不純物を取り除かれます。
工程8 フレークの洗浄・選別
破砕されてフレークとなった「その他のプラスチック容器」を水で洗浄します。重たい金属等の不純物は沈み、リサイクルされるプラスチックは浮き上がるため、この工程で種類ごとに分けられています。
工程9 選別されたフレーク
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ビニール袋等のポリエチレンとポリプロピレン
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洗剤容器等のポリエチレンとポリプロピレン
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ペットボトルのキャップ等のポリプロピレン
工程10 フレークのペレット化
選別されたフレークは、リサイクル原料として使いやすくなるよう摂氏240度で加熱されて、「ペレット」と呼ばれる粒状に成型されます。
工程11 完成したペレット
ペレットへと処理された「その他のプラスチック容器」は、再生プラスチック原料として、プラスチック製品の製造業者に引き渡されます。
工程12 白色トレイの圧縮
工程6で選別された白色トレイは、破砕せずそのまま圧縮されます。
工程13 白色トレイの圧縮後
白色トレイには空気が多く含まれており、他の材質と混ぜて加工するのには不向きなため、白色トレイ単体で圧縮されます。
工程14 リサイクルされたプラスチック製品
工程11、工程13で出来上がったペレットと白色トレイは、リサイクル業者からプラスチック製品の製造業者に引き渡され、様々なプラスチック製品として生まれ変わります。
まとめ
このような工程を経て、市民のみなさまから資源回収に出していただいた「その他のプラスチック容器」は再生されてプラスチック製品として生まれ変わります。ごみ減量、循環型社会形成に向けて、今後とも資源回収事業へのご協力をお願い致します。
撮影協力:株式会社リサイクル・エヌ・エス
(平成20年度にひたちなか市がその他のプラスチック容器を引き渡していた、財団法人日本容器包装リサイクル協会の指定業者です)
参考資料:わたしのまちのリサイクル
(ひたちなか市で集められた資源物の、財団法人日本容器包装リサイクル協会への引き渡し量や、再商品化された製品が紹介されています。)
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廃棄物対策課
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