【講座番号492】はじめての古文書

ページID1013448  更新日 2024年9月13日

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イベントカテゴリ: 趣味・教養 講座・教室

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講座案内

くずし字で書かれた読み方の基礎や古文書に記された背景・特有な用語について学びます。

開催日

2024年5月8日(水曜日) 、5月29日(水曜日) 、6月12日(水曜日) 、7月10日(水曜日) 、9月11日(水曜日)

開催時間

午後1時30分 から 午後3時 まで

開催場所

大島コミュニティセンター 談話室1・2

対象

成人 16人

内容

講座内容(全5回)

5月8日(水曜日) 古文書とは? 古文書を眺めてみよう
5月29日(水曜日) くずし字で書かれた古文書を読んでみよう(1)
6月12日(水曜日) くずし字で書かれた古文書を読んでみよう(2)
7月10日(水曜日) くずし字で書かれた古文書を読んでみよう(3)
9月11日(水曜日) くずし字で書かれた古文書を読んでみよう(4)

(注釈)講座の日程及び内容は、講師の都合などにより変更になる場合があります。

申込み締め切り日

2024年4月9日(火曜日)

申込みは終了しました。

費用

必要

参加費は500円です。初回に徴収します。

講師
並木 克央
持ち物

筆記用具、飲み物

講座の様子

第1回5月8日実施

古文書の判読が難解なのは、くずし字で書かれているためです。「古文書は読むより慣れよ」という教えがあり、「古文書は一字ずつ読まず、文章として読む」「用語を覚えて判断する」など慣れるためのポイントについて、講師から説明がありました。初回は参考史料を見ながら漢数字の読み方に挑戦しました。

写真:講師が説明している様子

写真:講師の説明を聞いている受講者

第2回5月29日実施

古文書には、遡って読む文字があります。「可」「為」「不」「無」など6種類の文字です。「不残」と書かれていれば「残らず」と読みます。この文字の使い方に慣れるとくずし字の文章が早く読めるようになると、講師から説明がありました。「領知判物」(将軍が大名に領地の支配を承認する文書)と「領知配分状」(領地の配分についての文書)の2種類の古文書を読みながら、遡って読む文字の実際の使い方を学び、また、前回に学んだ漢数字の復習も行いました。

写真:講師が史料の解説をしている様子

第3回6月12日実施

「村差出明細帳」という古文書を使い、農村に関する古文書の解読に取り組みました。「村差出明細帳」は、領主の命に応じて一村ごとに石高・年貢高・戸数・寺社・河川・山林の数などを記したものです。古文書を解読するにはくずし字の元の形を想像して読むことも必要なため、当時の言葉を理解していると読みやすいことから、今回は税や領地に関する言葉・物の呼び方の説明もありました。

写真:講師が古文書の解説をしている様子

第4回7月10日実施

「宗門人別御改帳(しゅうもんにんべつおんあらためちょう)」の解読をしました。江戸時代、全ての人がいずれかの寺院の檀家になることが定められ、台帳が作成されました。これによりキリシタンではないことが証明され、戸籍の役割も担っていました。後半は5人組制度について書かれた古文書「差上申一札の事」を読みました。
講師が初回に「この文字は覚えておくと解読に役立ちます」と言っていたくずし字もたくさん出てきました。

写真:講師が説明している様子

第5回9月11日実施

最終回は、江戸時代の水戸藩の村についての説明がありました。当時の背景を知ることも古文書を読み解くカギとなります。前回の史料の後半を解読した後、江戸幕府が開かれた直後に書かれた史料を読みました。「よく出てくるくずし字を覚えること、くずし字の形から元の字を想像してみること、前後の文に出てくる文字もヒントにすること」などの解読のポイントを改めて講師から教えてもらいました。

写真:講師がくずし字の解説をしている様子

このページに関するお問い合わせ

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