【講座番号461】歴史を紐とく -奈良・平安の歴史と文化-

ページID1013432  更新日 2024年9月25日

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イベントカテゴリ: 趣味・教養 講座・教室

このイベントは終了しました。

講座案内

日本史の基礎となった奈良・平安時代の制度、事件、文化について学びます。人物については『大日本史』が描いた人物伝を素材にして考えていきます。

開催日

2024年5月15日(水曜日) 、6月19日(水曜日) 、7月17日(水曜日) 、8月21日(水曜日) 、9月18日(水曜日)

開催時間

午前10時 から 午前11時30分 まで

開催場所

田彦コミュニティセンター 集会室1・2・3

対象

成人 30人

内容

講座内容(全5回)

5月15日(水曜日)奈良時代の政治 -律令国家とは?-
6月19日(水曜日)奈良時代の文化 -白鳳文化・天平文化-
7月17日(水曜日)平安時代の政治 -律令国家の変質-
8月21日(水曜日)平安時代の政治 -摂関政治-
9月18日(水曜日)平安時代の文化 -国風文化-

(注釈)講座の日程及び内容は、講師の都合などにより変更になる場合があります。

申込み締め切り日

2024年4月9日(火曜日)

申込みは終了しました。

費用

必要

参加費は500円です。初回に徴収します。

講師

永井 博

持ち物

筆記用具、飲み物

講座の様子

第1回5月15日実施

奈良時代の政治、律令国家について学びました。天智天皇の後継をめぐる皇族の対立で、古代史上最大の内乱と言われる壬申の乱(672年)が起こり、大海人皇子(のちの天武天皇)が勝利し即位しました。天武天皇の新政として中央集権的に強力な国家建設がはじまりました。
のちに、大宝律令を701年に完成させ、法に基づく国家体制(中央行政組織・地方行政機構)を確立しました。

写真:講義の様子

写真:講師が説明する様子

第2回6月19日実施

飛鳥時代後半の白鳳文化と奈良時代の天平文化について学びました。
どちらも唐の文化の影響をうけ、仏教的な色彩が強いことが特徴です。白鳳文化の代表的なものに、薬師寺、興福寺仏頭、法隆寺金堂壁画、高松塚古墳壁画があります。また、天平文化には唐招提寺金堂、日光・月光菩薩像などの仏教美術があり、盛唐の国際的な文化を積極的に取り入れた華麗な貴族文化が伺えます。
古事記・日本書記・風土記などの歴史書や地誌、和歌集「万葉集」が編纂されました。

写真:講義を受けている受講者の様子

写真:講師が説明する様子

第3回7月17日実施

桓武天皇の腹心の藤原種継が、皇太子の早良親王(さわらしんのう)に暗殺される事件が起き、その後も長岡京は、社会不安(蝦夷の反乱など)・凶作・疫病など、さまざまな災厄に見舞われ、794年に平安京へ遷都となった説明を受けました。後半は、公地公民の原則が崩壊し中央貴族・大寺社などの勢力者の直接墾田経営が急速に進んだこと、律令収取体制が崩壊したのち、武士団が発生したことを学びました。

写真:講義をうけている受講者の様子

写真:講師が説明する様子

第4回8月21日実施

平安時代の律令国家体制の転換期や、その後の摂関政治の構造変化と経済基盤について学びました。藤原氏は、天皇の幼少時は政務を代行する摂政、天皇の成人後は後見役として政治の補佐を行う関白として、大きな政治・経済への影響力をもったことから、やがて摂関政治の全盛期をむかえました。

写真:講義中の受講者の様子

写真:講師が説明する様子

第5回9月18日実施

894年に遣唐使が廃止され、中国文化の影響が少なくなると、しだいに日本独自の表現が展開された国風文化が生まれたことを学びました。平仮名、片仮名が発明されると、多くの人々が思想・感情を自由に表現することが可能となり、物語文学では紫式部が『源氏物語』、随筆では清少納言が『枕草子』など国文学が隆盛しました。また、生活様式においては、貴族は美しい庭園をもつ寝殿造りの邸宅に住み、服装も国風化が進んで、正装には男性は衣冠束帯、女性は十二単を着るなど、日本の風土や生活感情に寄り添う文化が生まれました。

写真:講義を受けている受講者の様子

写真:講師が説明する様子

このページに関するお問い合わせ

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