ブロック塀や大谷石塀の点検を行いましょう
6月18日の大阪北部地震により、ブロック塀が倒壊するなどして、大きな被害が発生しました。本市でも、平成23年3月の東日本大震災で多くのブロック塀や大谷石塀が倒壊したことは記憶に新しいところです。
ブロック塀や石塀については、建築基準法令で仕様・構造が定められており、常時適法な状態に維持するよう努めなければならないとされています。
地震はいつ起こるか分からず、大きな被害をもたらします。それを防止するため、塀の所有者又は管理者は、その点検を行って、高さと厚さが適切か、そして、傾きやぐらつきがないかなど、塀が安全であるか確認しましょう。
以下の項目を点検し、適合しない項目が1つでもあれば危険なので、補修や補強するなど改善を図る必要があります。「外観の点検」で分からないことや「内部の診断」については、専門工事業者や建築士などの専門家に相談して、安全対策を行いましょう。
ブロック塀の点検ポイント
点検項目は、「外観の点検」と「内部の診断」の2つに区分されます。
外観の点検
- 塀は高すぎないか
塀の高さは地盤から2.2m以下か。 - 塀の厚さは十分か
塀の厚さは10cm以上か。
(塀の高さが2m超2.2m以下の場合は15cm以上) - 控え壁はあるか(塀の高さが1.2m超の場合)
塀の長さ3.4m以下ごとに、塀の高さの5分の1以上突出した控え壁があるか。 - 基礎があるか
コンクリートの基礎があるか。 - 塀に傾き、ぐらつき、ひび割れ、亀裂はないか
内部の診断
- 塀に鉄筋は入っているか
塀の中に直径9mm以上の鉄筋が、縦横とも80cm間隔以下で配筋されており、縦筋は壁頂部および基礎の横筋に、横筋は縦筋にそれぞれかぎ掛けされているか。 - 基礎の根入れ深さは十分か
基礎の根入れ深さは30cm以上か。
(塀の高さが1.2m超の場合)
大谷石塀の点検ポイント
点検項目は、「外観の点検」と「内部の診断」の2つに区分されます。
外観の点検
- 塀は高すぎないか
塀の高さは地盤から1.2m以下か。 - 塀の厚さは十分か
塀の厚さは塀の高さの10分の1以上か。 - 控え壁はあるか(塀の厚さが塀の高さの0.15倍ない場合)
塀の長さ4m以下ごとに、壁の厚さの1.5倍以上突出した控え壁があるか。 - 基礎があるか
- 塀に傾き、ぐらつき、ひび割れ、亀裂はないか。
内部の診断
- 基礎の根入れ深さは十分か
基礎の根入れ深さは20cm以上か。
点検表のダウンロード
専門家への連絡先
ブロック塀の診断に関するご相談・お問合せ先
公益社団法人 日本エクステリア建設業協会・茨城県支部
電話:029-253-5845
建築士事務所に関するお問合せ先
一般社団法人 茨城県建築士事務所協会
その他、住宅(塀を含む)に関するご相談先
公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター
電話:「住まいるダイヤル0570-016-100(ナビダイヤル)」
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