戸板咲紀さんへのインタビュー
人と人が出会い、そしてつながる場所
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戸板 咲紀(といた さき)。2000年生まれ。ひたちなか市出身、東京外国語大学在学中。2021年4月、大学4年生時にコロナの影響でリモート授業になったことなどから、「地元に関わる」ことにチャレンジするため、半年間の休学を機に都内から地元ひたちなか市に戻る。現在は、学業と並行しながら、人と人、人と地域をつなぐ活動をしている。
人と人が出会える「場」をつくる
現在の活動を教えてください。
卒業に向けてひたちなか市で大学生活を送りながら、イバフォルニア・ベース(以下「ベース」と記載)のコミュニティ・マネージャーとして、地元のことを案内したり、利用者に施設の使い方を説明したり、このコミュニティに関すること全般に携わっています。また、住む場所や働く場所、休日に過ごす場所を考える時に、「茨城もありかも」と感じてもらえるきっかけを作りたいという想いで、noteを中心としたメディアの運営や、直接人と人が出会えるような「場」の企画運営などを行っています。
地域での活動から広がった「選択肢の幅」
これまで活動してきた感想はいかがですか?
コミュニティでの活動を通して、学生のうちに多くの人と関われたり、就職に関しても心の余裕を持てたりしたことは、自分にとってプラスだったと思います。それによって「選択肢の幅」が広がったことは私にとって新たな発見で、東京でずっとひとり暮らしをしていたら知らなかったこと、できなかったことだったと思います。希望が見えたような感覚もありました。
コミュニティの余白が人と人の出会いを広げる
ひたちなか市の良さはどこにあると思いますか?
今、市内でもこのようなコミュニティが少しずつ生まれ始めていて、いろいろな目的を持った人が自由に出入りできる場があるのは、すごくいいと思っています。また、コミュニティの存在はもちろん大事ですが雰囲気も重要で、ベースの場合「ゆるさ」を大切にしています。「なんでもいいよ、いつでもいいよ」みたいな、割とゆったりとした時間の流れがあると思います。これだけの「余白」は東京では経験できなかったことですね。コミュニティと余白の両方が大事だなと思います。
ベースに来れば、ちょうどいい距離感ですぐみんなが関わり始めて誰かとつながる。この場で生まれた人と人の出会い(点)をきっかけに、ほかのコミュニティの人とも出会い(点)、点と点がつながって線になっていくことが面白いですね。そうした「ゆるさ」と「余白」が、ひたちなか市ならではの良さだと思います。
戸板 咲紀 さん
【プロフィール】
戸板 咲紀(といた さき)
2000年生まれ。ひたちなか市出身。大学で専門的にロシア語を学ぶため上京。
コロナの影響で2021年4月に地元に戻ることを決意。
現在は阿字ヶ浦のイバフォルニア・プロジェクトや茨城に関わるきっかけを作るプロジェクト「SETTEN」を進めている。
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