水産加工
水産加工業
本市における水産加工業については、明治期以降、前浜でとれるイワシ、カツオ、サンマ、サバ、アジなどの多獲性魚を原料として、素干、塩干、かつお節、煮干の製造を主体に発展してきた。
しかし、昭和30年代になるとイワシ漁、サンマ漁が衰退し、前浜漁獲物による加工原料の確保が不安定となったため、前浜原料による加工を脱し、冷凍輸入ダコを原料とした煮ダコ加工の開拓を行い、昭和40年代には煮ダコの全国生産の約3分の1を占めるまでに発展した。
そのような中、昭和45年度に、国の水産物産地流通加工センター形成事業の地域指定を受け、この事業に基づき、昭和47年度には市内に散在する水産加工工場を沢メキ地内に集約して、水産加工団地を形成し、現在15業者が団地で操業している状況である。
また、昭和52年度からの那珂湊漁港埋立地造成事業により整備した水産関連施設団地への企業誘致も図り、現在5業者が操業している。平成18年現在、那珂湊地区の水産加工業者は41業者で、平成16年の水産加工品の生産高は201億円と県内生産高の約18%を占めており、伝統的な塩干も引き継がれているが、煮ダコや冷凍食品が生産の中心になっている。
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