那珂湊漁港
那珂湊漁港の概要
管理者
茨城県
所在地
ひたちなか市和田町、湊本町、平磯町
漁港種別
第3種漁港
指定年月日
昭和26年7月10日
那珂湊漁港の沿革
那珂湊漁港は、戦後、遠洋漁業の発展とともに大きく飛躍し、茨城県唯一の遠洋カツオ・マグロ漁業の基地として、県水産業の中心的役割を果たしてきましたが、地元大型船漁業の衰退により、現在では、カツオ一本釣り及びサンマ棒受網船といった他の漁港から入港する廻船と15トン以下の地元小型船による漁業が中心となっています。
漁港整備については、古くは明治23年に、現在の姥の懐に防波堤の築造等を行ったのが始まりといわれています。その後、昭和26年度以降、那珂川河口を利用し、150トン級の漁船が利用可能な河川港として活用されてきましたが、カツオ・マグロ漁船の大型化に対応するため、昭和38年以降は東防波堤などの外港の建設が進められ、昭和63年度に外港がほぼ完成し、沿岸、沖合、遠洋漁業の基地としての機能が整備されました。
しかし、漁港が那珂川と接していることから、那珂川から流入する土砂の堆積により、たびたび漁港の埋没が発生したため、那珂川と漁港との間に土砂流入を防止するための水門が平成2年度に完成しました。
また、平成4年9月、那珂湊漁港を利用する那珂湊漁業協同組合、那珂湊第一漁業協同組合、及び平磯漁港を利用する平磯漁業協同組合が合併したのを受け、平成6年5月に両漁港が那珂湊漁港として統合されました。
那珂湊漁港 各漁法ごとに水揚される主な魚
地元小型漁船
- 小型機船底曳き網漁業:ヒラメ・カレイ類、アイナメ・ホウボウ等
- 船曵き網漁業:シラス・シラウオ・コウナゴ等
- 固定式刺網漁業:イセエビ等
- 一本釣り漁業:ヒラメ・イナダ・メジマグロ・カツオ等
- 流し網漁業:スズキ・イナダ・タイ等
- 採鮑漁業:アワビ・サザエ
廻船
- 一本釣漁業:カツオ・ビンナガ・メバチ等
- 棒受網漁業:サンマ
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