整備が始まる前
待っていますよ 泳げる海や 緑の地球を 下水道
下水道事業は、昭和35年に工業団地の造成などで人口が急増し、工業排水に加えて都市排水の増大によって生活環境上の問題はもとより、市内河川の著しい汚濁が見られるようになったことから、水質保全のために計画が進められてきました。
那珂川の水質環境基準が設定されたことなどがあって、昭和42年に全市的な規模で公共下水道の基礎調査に着手しました。
浄化センターの建設
昭和55年5月15日開通
勝田市下水浄化センター待望の公共下水道5月15日稼働
長年の課題であった待望の終末処理場が、市内三反田地内に「勝田市下水浄化センター」として完成し、5月15日同センターで、来賓、地元関係者など約300人が出席して、通水式が行われました。
式は、同センターの屋上に設置された会場で行われ、あいさつにたった川又市長は、建設省をはじめ建設整備にあたられた各関係者に謝意を表したあと「公共下水道は自然との調和をはかりながら、より住みたくなる街づくりのために、最重点事案として取り組んできました。第一期工事として全体の5%に過ぎないが、供用開始できた意義は大きい。これからも全力を傾け快適な人間環境都市づくりに努力したい」と下水道事業の役割を強調しました。
市長のあいさつに続き、伊藤助役の概要報告、来客祝辞のあと、吉田建設省都市局審議官、竹内知事、川又市長、柳橋市議会議長の4人が、横一列に並んだ通水開始ボタンを押すと、ゴーという音とともに同センター内のパイプに流れこんだ下水は、式場内に設置されたテレビに映し出され、出席者から拍手が起こるなど盛会に行われました。
市報かつた(1980年5月25日号)
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