ひたちなか市下水浄化センターのあらまし
ひたちなか市では、快適な都市生活環境の確保と那珂川・中丸川などの水質保全を図るため、昭和46年度より、公共下水道事業を推進してきました。
その第1期は、昭和55年度に市の中心街である中央処理分区を合流式により供用開始し、第2期以降は分流式により、順次認可区域を拡大し事業を推進しています。
家庭・事業場などから排出された汚水は、下水浄化センターに集められ、汚水中の汚濁物質を微生物の働きによって分解させる活性汚泥法という処理方法により、きれいな水にして那珂川に放流しています。
下水浄化センターを動画で紹介します
下水のきれいになるしくみ
処理場に流入してくる汚水をきれいにして那珂川に放流します。
流入水・沈砂池
下水管をつたわって汚水(家庭排水、工場排水)や、雨水が、沈砂池へ流入します。
流れをゆるやかにして土砂とゴミを取り除きます。
最初沈殿池
汚水をゆっくり流して汚泥を沈めます。沈んだ汚泥は汚泥処理施設へ送ります
エアレーションタンク
最初沈殿池から流入してきた汚水に活性汚泥を加え曝気します。活性汚泥中の微生物群の働きにより汚水は浄化されます。
最終沈殿池
処理された水と活性汚泥は、この池をゆっくり流れる間に、活性汚泥は沈み、処理水だけ塩素混和池へ送ります。
塩素混和池・放流水
処理水に次亜塩素酸ナトリウムを注入して大腸菌や一般細菌等をころします。
きれいになった水を最後に那珂川に放流します。
汚泥処理の過程
汚泥処理施設
水処理施設で発生した汚泥をガスにして少なくしたり、水をしぼってケーキ状にします。
濃縮タンク
最初沈殿池及び最終沈殿池からの汚泥をここへ投入し、約3時間汚泥を沈めることにより濃度を高め、次の消化タンクに送ります。
1次・2次消化タンク
15日間タンク内の温度を約37度位に保ち汚泥中の有機物を嫌気性微生物により分解しガス化させ、汚泥の減少をはかります。発生したメタンガスは消化タンクの加温に使われます。
有機分の少なくなった汚泥をここで更に15日間タンク内の温度を約35度位に保ち滞留させ、圧密することにより高濃度の汚泥を、次の脱水設備に送ります。
汚泥脱水設備
消化タンクから送られた汚泥を高分子凝集剤と混合し、脱水機にかけ水分をとり除き固形物状にして、搬出を容易にします。
(注釈)取り出された汚泥は、那珂久慈浄化センターで焼却して処分します。
汚水中継ポンプ場
下水道は勾配により自然流下で処理場まで流す仕組みになっていますが、地形によっては難しい場合があります。そのような地域には汚水中継ポンプ場やマンホールポンプ場(51か所)を設置して汚水を処理場まで送り届けています。
このページに関するお問い合わせ
下水道課
〒312-8501 茨城県ひたちなか市東石川2丁目10番1号
代表電話:029-273-0111 ファクス:029-272-7974
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。