薬物乱用(オーバードーズ)

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ページID1015839  更新日 2025年9月12日

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薬物乱用とは

薬物乱用とは、薬物や薬品を本来の医療目的からはずれて使ったり、医療目的でない薬物を不正に使ったりすることです。

覚醒剤や大麻、コカインといった違法な薬物は、それぞれ法律によって厳しく規制されており、所持しているだけでも犯罪になります。

薬局などで買う医薬品であっても、本来の目的ではない使い方や適切な用量を守らずに大量に服薬するなどの行為(オーバードーズ)は、目的の逸脱であり、これも薬物乱用になります。

市販薬のオーバードーズ(過剰摂取)

近年、市販薬を本来の効能効果ではなく、精神的な苦痛から逃れることを目的として、適正な用法用量を超えて服用する「オーバードーズ」が若者を中心に拡がりつつあり、重大な社会問題となっています。

市販薬のオーバードーズが若者中心に増加傾向

厚生労働省の調査によると、高校生の60人に1人が市販薬のオーバードーズの経験があり、特に10代から20代の若い女性に多いとされています。

ドラッグストア等で購入できる市販薬であっても、用法や用量を守らずに乱用すると、健康被害が発生し、最悪の場合は死に至ることもあります。

特に、市販薬にはさまざまな成分が含まれているため、大量に服薬し中毒になった際に、原因が分からなくなる場合があり、治療がとても難しくなっていまいます。

オーバードーズで出現する主な症状

  • 吐き気・嘔吐・便秘
  • 立ち眩み・めまい
  • けいれん発作・呼吸困難
  • 肝障害・腎障害
  • 酩酊状態になり、判断力が低下する
  • 幻覚・錯乱状態
  • 意識消失、昏睡

オーバードーズを続けると、同じ量では効かなくなる「耐性」が生じます。また、依存性がある薬物が含まれている場合には、やめようと思っても自己コントロールできずに乱用してしまう「薬物依存」の状態に陥ります。若年層は大人より依存しやすいため、非常に危険です。

薬物依存症は脳の疾患です。一度薬物依存の状態になってしまうと、脳は完全に戻らないため、回復には相当の時間を要します。最悪の場合、死に至ることもあります。

ひとりで悩まず、まずご相談ください

オーバードーズはこころが発するSOSです。

オーバードーズに悩んでいる方やそのご家族は、ひとりで抱え込まずにご相談ください。

薬物乱用・オーバードーズなどの相談窓口

健康推進課(ヘルス・ケア・センター)
電話:029-276-5222
〒312-0016 茨城県ひたちなか市松戸町1丁目14番1号

 

ひたちなか保健所

相談内容 担当課 電話番号
こころの病気、不安や悩み、依存症などの相談 保健指導課 029-265-5647
医薬品の適正使用に関する相談 衛生課 029-265-5645

このページに関するお問い合わせ

健康推進課(ヘルス・ケア・センター内)
〒312-0016 茨城県ひたちなか市松戸町1丁目14番1号
電話:029-276-5222 ファクス:029-276-0209
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。