ひたちなか市の「ほしいも」

当市は日本のほしいも生産量の大多数を占めており、日本屈指のほしいも産地です。
ほしいもは、蒸かしたサツマイモの皮を剥いて、つき台で薄くスライスしたものを、乾燥させて作ります。
砂糖や合成着色料等の添加物を一切使用していません。また、ミネラル分や食物繊維を多く含んでいるため、最近では健康食品としても注目されています。

ほしいも100年の歴史

ほしいもは明治時代後半に静岡県から伝わったとされています。およそ100年前に、湊町（現ひたちなか市）のせんべい屋・湯浅藤七などがほしいもの製造を始めました。その後水産加工業者や農家の副業として定着しました。
また、当市はサツマイモに適した水はけがいい砂地により発展し、肥沃な黒ぼく土、ミネラルを含んだ潮風や冬季の長い晴天がおいしさの秘訣となっています。
2021年にはほしいもが、世代を超えて受け継がれた食文化をたたえる文化庁の「100年フード」に認定されました。

品種紹介

べにはるか

綺麗な黄金色で人気の品種。
甘味が強く、柔らかくねっとりとした食感が特徴。

たまゆたか

茨城で作られている昔ながらの品種。
お芋の風味と優しい甘さが特徴。

シルクスイート

平成24年に種苗業者が開発した品種。
フルーティーでさっぱりしており、絹のような滑らかな舌触りが特徴。

いずみ

1930年代から続く伝統的品種。黒糖風味の濃厚な甘みが特徴。
生産量が少ないことから幻と称されることも。

ほしいもの購入について

ほしいもを購入する際には、生産農家や販売業者に直接お問い合わせください。
ひたちなか・東海・那珂ほしいも協議会ホームページに連絡先が載っていますのでご確認ください。

• ひたちなか・東海・那珂ほしいも協議会（外部リンク）