ひたちなか市の史跡及び観光名勝の情報
虎塚古墳(とらづかこふん)/国指定史跡
古墳時代末期の7世紀前半に造られた全長56.5メートルの前方後円墳で、昭和48年に発掘が開始され、石室内に彩色壁画が発見されました。
壁画は白色粘土を下塗りにした赤色顔料のベンガラで連続三角文や環状文など幾何学模様と靭や槍・楯・太刀など当時の武器や武具などが描かれ、保存状態も良好です。
石室内の壁画は、春と秋に一般公開しています。
所在地
ひたちなか市中根指渋3494-1
中生代白亜紀層(ちゅうせいだいはくあきそう)/県指定天然記念物
砂岩とシルト岩が互層を呈する約6500万年前の中生代白亜紀の地層。
褶曲により傾斜し、侵食されたためにノコギリのような形をしています。
春から秋口にかけて、磯遊びスポットとして家族連れに人気です。
所在地
平磯町から磯崎町にかけての海岸線
反射炉跡(はんしゃろあと)/県指定史跡
早くから国防の必要を唱えていた水戸藩藩主徳川斉昭により、安政4年(1857年)に作られた水戸藩営大砲鋳造所。
オランダの技術により大型金属溶解炉が2基建設され、20数門の大砲が鋳造されました。
ここで鋳造した大砲は、28門以上で、これらは各地の砲台へ据え付けられたり、また幕府へ献納されたり、大いに国防の役目を果たしました。
元治元年(1864年)の騒乱で破壊されましたが、昭和12年に復元されました。
所在地
ひたちなか市栄町1-10(あづまが丘公園内)
酒列磯前神社の樹叢(さかつらいそさきじんじゃのじゅそう)/県指定天然記念物
酒列磯前神社は、斉衡3年(856年)の12月、神が大洗磯前の海岸に出現したため、大洗とこの酒列磯前に社を営んだと伝えられています。
参道両側や境内には常緑広葉樹を主体とする自然林広がり、椿の巨木が多く、タブノキやスダジイなども混交する特異な樹叢を形成しています。
所在地
ひたちなか市磯崎町東の4
水門帰帆(みなとのきはん)/市指定名勝
水戸藩第9代藩主徳川斉昭が選定した水戸八景の一つ。
太平洋や那珂湊漁港を眺望できる高台にあり、大理石に斉昭の揮毫を彫刻した碑が立っています。
所在地
ひたちなか市和田町2丁目
い賓閣跡(いひんかくあと)/市指定史跡
水戸藩第2代藩主徳川光圀の命により元禄11年(1698年)に建てられた水戸藩別邸。
元治元年(1864年)の騒乱で焼失し、現在は湊公園として親しまれています。
所在地
ひたちなか市湊中央1-1
湊御殿の松(みなとごてんのまつ)/市指定天然記念物
水戸藩別邸い賓閣の庭に徳川光圀公が須磨明石(兵庫県明石市)から取り寄せ植えた枝ぶりの見事な黒松。
現在12株が残っています。
所在地
ひたちなか市湊中央1-1
山上門(さんじょうもん)/市指定建造物
水戸藩江戸小石川邸に設けられた勅使奉迎用の門で、門の形式は薬医門。
幕末には、佐久間象山、西郷隆盛、橋本左内などの天下に名だたる人々が、この門を出入りしたといわれています。
昭和11年、現在地へ移築されました。
所在地
ひたちなか市栄町1-10
観濤所の碑(かんとうじょのひ)/市指定名勝
当地の風景を写した刀の鍔に感動した水戸藩第9代藩主徳川斉昭が、水戸藩随一の波浪の見所として選定した景勝地であり、水戸八景の番外ともいわれています。
磯崎石(砂岩)に斉昭の揮毫が彫刻されています。
令和2年6月27日(土曜日)から令和3年3月31日(水曜日)まで(予定)観涛所への立ち入りができません。
所在地
ひたちなか市磯崎町入道3602
比観亭跡(ひかんていあと)/市指定史跡
水戸藩第6代藩主徳川治保が、寛政3年(1791年)に風光明媚なこの地に東屋「比観亭」を建てた地。
眼下には磯崎漁港、前方には太平洋を眺望できる景勝の地です。
所在地
ひたちなか市磯崎町東の4
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